Devendra Banhart & Noah Georgeson - In A Cistern & Into Clouds


2020年、それぞれで書かれてレコーディングされ、その後、シームレスに織り合わされたこのアルバムは、互いに友達でアイコンでもある二人を、瞑想とマインドフルネスの領域からフィーチャーしている。DevendraとNoahは1999年のハロウィンの夜に出会った。Joanna NewsomやThe Strokesのプロデューサーとしても知られるNoahは、Devendraの2005年のアルバム『Cripple Crow』に共同プロデューサーとして参加し、以降、二人は一緒に仕事を行ってきた。Devendraはベネズエラで育ちで、6歳年上のNoahはカリフォルニア州ネバダシティの出身だ。しかし、互いを知るようになると、瞑想の世界、東洋音楽、バガヴァッド・ギーター、全地球カタログ等、1980年代のニュー・エイジのサブカルチャーにおいて共通の歴史を持つことに気づいた。二人がアンビエントのレコードを作ることを決めたのは、2019年にDevendraのアルバム『Ma』を制作している時だった。二人はLAの車ですぐの所に住んでいるが、パンデミックの為、会うことは出来なかった。その為、各々のマテリアルを共有する前に遠隔で作業を進めなくてはならなかった。互いの過去の記憶と現在のニーズにインスパイアされた『Refuge』は、リスナーに呼吸をする余地を与える友情と寛大さを持った作品へと仕上がった。
※尚、当作はSecretly Canadian、Jagjaguwar、Dead Oceansの3レーベルを軸に構成されるSecretly Groupによる「Friends Of」シリーズでのリリースとなる（「Friends Of」はSecretly Groupによりオペレートされていないアーティストの作品をSecretly Groupからリリースする企画）。