■The View | 9月9日に日本先行発売されるThe Viewのニュー・アルバム『ロープウォーク』の日本盤ボーナス・トラックが決定しました。

2015.9.9 ON SALE(日本先行発売)
バンド結成から10年、The Viewのニュー・アルバム『ロープウォーク』が完成。
ザ・ストロークスのアルバート・ハモンドJrと同じくザ・ストロークスの長年のプロデューサー/エンジニアのガス・オバーグのプロデュースによる5枚目のアルバム。

THE VIEW
“ROPEWALK”
THE VIEW『ロープウォーク』
■品番:OTCD-4612■定価:¥2,300+税■その他:解説/歌詞/対訳付
★日本盤ボーナス・トラック2曲収録
★日本先行発売
【収録曲目】
1. Under The Rug / アンダー・ザ・ラグ
2. Marriage / マリッジ
3. Living / リヴィン
4. Talk About Two / トーク・アバウト・トゥー
5. Psychotic / サイコティック
6. Cracks / クラックス
7. Tenement Light / テネメント・ライト
8. House of Que’s / ハウス・オブ・キューズ
9. Penny / ペニー
10. Voodoo Doll / ヴードゥー・ドール
11. 16 Words / 16ワーズ*
12. Divorce / ディヴォース*
*日本盤ボーナス・トラック
●The Viewはスコットランドのドライバラ出身のバンドで、メンバーはKyle Falconer/カイル・ファルコナー(Vo/G/B)、Kieren Webster/キーレン・ウェブスター(Vo/B/G)、Pete Reilly/ピーター・ライリー(G)、Steven Morrison/スティーヴン・モリソン(Dr)の4人。全英アルバム・チャート1位を獲得した2007年のデビュー・アルバム『ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ』から2012年の『チーキィ・フォー・ア・リーズン』(全英9位)まで4枚のアルバムをリリースしており、当『ロープウォーク』は3年振り5枚目のアルバムとなる。
●アルバムのプロデュースはザ・ストロークスのAlbert Hammond Jr/アルバート・ハモンドJrと同じくザ・ストロークスの長年のプロデューサー/エンジニアのGus Oberg/ガス・オバーグ。アルバートとガスの本能は信じられる、とバンドが語るように、初めてプロデューサーにクリエイティヴ・コントロールを委ねる決断をしたこの作品で自身の創造的可能性は広がり、新しい側面が開花。10周年を飾るにふさわしい傑作が完成した。アルバムは昨年の11月の三週間でハンブルグのClouds Hill studiosでレコーディングされ、最終的なミックスの作業はニューヨークでヴァンパイア・ウィークエンドとの仕事でも高い評価を得たJustin Gerrish/ジャスティン・ゲリッシュにより行われた。
●日本先行発売&日本盤ボーナス・トラック収録
The View - Marriage (Official Video)
【ROPEWALK】
The Viewは自身のニュー・アルバム『ロープウォーク』で、なぜアルバート・ハモンドJrとガス・オバーグをプロデューサーに選んだかについてちょっとした話をしている。「なぜなら彼はザ・ストロークスのメンバーだからね!そして彼はそのことに飢えているようだった」とベースのキーレン・ウェブスターは語る。「彼のお父さんもソングライターだった」と60~70年代に活躍したアルバート・ハモンドSrについてシンガー / ギタリストのカイル・ファルコナーは付け加える。「しかも彼はザ・ストロークスのメンバーとして沢山のアルバムを作った。曲の裏も表も知っていると思ったんだ。だから彼が僕らと仕事をしたいと思ってくれたなんて本当に光栄なことだよ。多くのプロデューサーたちは実際の音を好む傾向にあるよね。それとは違って彼とガスは座って一曲一曲をじっくりと聴いていくんだ。こんな経験はしたことないよ」とカイルは語る。
より綿密なアプローチをとるのには良いタイミングだった。一つ目の理由は2015年はバンドにとって10周年の記念の年だからだ。アンセミックな曲と巨大で忠誠的なファンに支えられたバンドがダンディーから出てきて10年がたつ。「Wasted Little DJs」や「Superstar Tradesman」といったシングルがチャートを席巻し、デビュー・アルバム『ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ』はチャートで1位を獲得。マーキュリー・プライズにもノミネートされた。「その時のことはなんだかぼんやりとしているんだ。僕らはラジオのAリストのことすら知らなかったんだ。おまえらレディオ1のAリストにはいったよ、と誰かが言うんだ。で、すごいけどそれに何の意味があるの、と僕らは答えるんだよね」とキーレンは認める。しかし、彼らはすぐに仕事を学んだ。そうしなくてはならなかった。『ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ』からは3曲のトップ20ヒットが生まれ、「Same Jeans」は3位までに上り詰めた。彼らはツアーを続け、コンスタントに曲を書き、6年のうちに4枚のアルバムをリリースした。The Viewはこうして活動を続け、2013年にはベスト・アルバム『セヴン・イヤー・セットリスト』を作るに十分な曲を持っていた。しかもその頃、彼らはまだ20代の半ばであった。このベスト・アルバムがThe Viewが新たなアプローチで5枚目のスタジオ・アルバムに向かう為の別の理由でもあり契機ともなった。The Viewは現在、復活したザ・リバティーンズも所属するマネージメントに所属しているが、そんなマネージメントに見守られながら、カイル、キーレン、ギターのピーター・ライリー、ドラムのスティーヴン・モリソンの4人は自身を更に深く掘り下げ、初めてプロデューサーにクリエイティヴ・コントロールを委ねる決断をしたのだ。
アルバムからのファースト・シングル「マリッジ」が一つのポイントで、アルバート・ハモンドJr&ガス・オバーグとのクリエイティヴなコラボレーションが上手くいった好例だ。「6年以上も前からこの曲の土台は存在していたんだ。元々、この曲はアルバムに入る予定はなかったんだ。何年も前からあったCDに入っていたただのデモ曲だったんだよ。で、アルバートがそれを聴いたんだ。そして、この曲を別の曲とつないでみな、とアイデアをくれたんだ。で、そこにビートをのせたんだよ。僕らのラインナップにあった曲の中から彼がこの2曲を選んだのはちょっと奇妙だったね」とカイルは語る。アルバートのヴィジョンは機能した。結果がThe Viewの新しい面を示すこのファンク・チューンだ。またこの曲ではカイルのソウルフルなヴォーカルも披露されている。そう、アルバートとガスの本能は信じられる、とこのフロントマンは語っているのだ。ベイビーシャンブルズのドリュー・マコーネルの紹介によってアルバートと会ったThe Viewは、彼と一緒にハンブルグのClouds Hill studiosに入った。そして、長年のザ・ストロークスのプロデューサー / エンジニアのガス・オバーグと作業をともにすることにより、彼らは確固たるプロダクションのチームを完成させたのだ。昨年の11月の三週間でアルバムはレコーディングされた。最終的なミックスの作業はニューヨークでヴァンパイア・ウィークエンドとの仕事でも高い評価を得たジャスティン・ゲリッシュにより行われた。「アルバートはあまり完成していない僕らのデモ曲を好んでいたように思ったよ。実際、ほとんど完成していたデモ曲も沢山あった。けど彼はそうではない曲へ向いたんだ。そしてより多くのことをそうした曲に付け加えてくれた」とカイルは語る。クリーブランドにあるクラブにちなんで名づけられた曲「ハウス・オブ・キューズ」にも新しい面がある。滑らかなハーモニーとレイドバックしたグルーヴがこの曲にはあるが、込められた感情はビターである、とカイルは認めている。「アメリカでのツアーで僕の気持ちは完全にダウンしてしまったんだ。恋人と別れたので本当にネガティヴになっていた。物事について深く考えないほうが良いときもある。だから僕はそのままの状態でいたんだ」とカイルは語る。キーレンとカイルによって書かれた滑らかなウェスト・コースト・ロックと痛烈な歌詞が融合した「サイコティック」にも同様な嬉しい矛盾がある。また「アンダー・ザ・ラグ」にも同様なヴァイヴが存在する。セカンド・シングルとなるであろうシャリッとしたフリートウッド・マックの様なこの曲はピーターによる曲で、The Viewのアルバムに彼の曲が収録されるのは初のことだ。「この曲に対しては長い期間、作業をしていたんだ。元々は四分の四拍子だったんだけど、アメリカの”名前のない馬”を聴いた後、その曲のヴァイヴを付け加えたんだ」とカイルは語る。「クラックス」はキーレンによって書かれた曲だ。バンドのファースト・アルバムやザ・ストロークスのデビュー・アルバムが持つエネルギーを持っている。マッドな「ペニー」、グラムロックな「テネメント・ライト」、ビートポップのエナジーを持つ「リヴィング」といった曲も収録されている。60年代のシンガロング曲のような「ヴードゥー・ドール」はキンクスやマンフレッド・マンの影響を感じさせる。「これはバイポーラ(双極性障害)になることについての曲なんだ。元々は意図的に僕の恋人について書いた曲だったけど、無意識のうちに自分について書いていると気が付いたんだ。いずれにせよ、この曲を聴いた時、彼女はバタンとドアを閉めてしまったけどね。けど、曲を書き終えてから曲の本当の意味についてわかる時はあるよね」とカイルはこの曲について明かす。
的確なプロデューサーやコラボレターを選択することによって得られる創造的可能性にオープンになれば、時として曲が本来の姿で鳴ることを知ることができる。「アルバートやガスと仕事をして彼らに僕らの曲を料理させるのは本当に怖かったんだ。けど、誰かを信頼しなくてはならない時には、君だってストロークスのギタリストとプロデューサーを信頼するでしょ?それは本当に素晴らしいと感じたよ」とカイルは認める。そう、『ロープウォーク』の素晴らしい結果こそがバンド自身を代弁している。The Viewは全てにおいて再び燃えているのだ。
【The View / バイオグラフィー】
スコットランドのドライバラ出身。メンバーはカイル・ファルコナー(Vo/G/B)、キーレン・ウェブスター(Vo/B/G)、ピーター・ライリー(G)、スティーヴン・モリソン(Dr)の4人。パブなどでプレイするカバー・バンドを経て、18歳の時にThe Viewを結成した。2005年にライブ活動を開始し翌年には地元のダンディーのレーベルからEP『The View EP』をリリース。その後、バンドは地元でベイビーシャンブルズがライブをおこなった際、ピート・ドハーティにデモ・テープを渡し、それが契機となり、ザ・ストロークスやザ・リバティーンンズを手掛けたことで知られる元ラフトレードのA&R、ジェイムス・エンダコットが立ち上げたソニー傘下の1965レコーズと契約した。2007年、プロデュースにオアシス他を手掛けたオーウェン・モリスを迎えたデビュー・アルバム『ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ』をリリース。アルバムは全英アルバム・チャートで初登場1位を獲得し、プラチナム・セールスを記録。マーキュリー・ミュージック・プライズにもノミネートされた。また、アルバムにも収録された「ウェイステッド・リトル・DJ's」は同年のNME AWARDでベスト・トラック賞を受賞した。2009年、バンドはオーウェン・モリスとカイルの共同プロデュースによるセカンド・アルバム『フィッチ・ビッチ?』をリリース。アルバムは全英チャートで4位を記録。2011年にはサード・アルバム『ブレッド・アンド・サーカシズ』をリリース。プライマル・スクリーム他を手がけたことで知られる元キリング・ジョークのYouthプロデュースによる同作は全英チャートで14位を記録した。2012年、バンドはクッキング・ヴァイナイルに移籍し、マイク・クロッシー(アークティック・モンキーズ、レイザーライト他)のプロデュースによる4枚目のアルバム『チーキィ・フォー・ア・リーズン』をリリース。アルバムは全英チャートで9位を記録した。

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