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■Alice Coltrane | アリス・コルトレーン『ワールド・スピリチュアリティ・クラシックス・ワン』のイントロダクション/トレイラー動画を公開。



Luaka Bop Presents: Alice Coltrane Turiyasangitananda








2017.5.10 ON SALE

アリス・コルトレーン、没後10年に解禁された音楽史の秘宝
現在も高い人気を誇るファラオ・サンダースなどに代表されるスピリチュアル・ジャズの原点であるジャズ界の巨人、ジョン・コルトレーンの妻にして自ら奏でるピアノ、ハープを駆使した数々の名作を残すアリス・コルトレーン。若いクラブ・ミュージック・ファンにはフライング・ロータスの叔母としても知られる彼女の没後10年を迎えた2017年、自らのスピリチュアル・コミュニティ内にのみカセット・テープ・フォーマットで発表していた幻の音源がついにその姿を現す


■アーティスト:ALICE COLTRANE(アリス・コルトレーン)
■タイトル:WORLD SPIRITUALITY CLASSICS 1:THE ECSTATIC MUSIC OF ALICE COLTRANE TURIYASANGITANANDA(ワールド・スピリチュアリティ・クラシックス・ワン:ジ・エクスタティック・ミュージック・オブ・アリス・コルトレーン・トゥリヤサンギータナンダ)
■発売元:ウルトラ・ヴァイヴ
■品番:LBCDJ0087[国内流通仕様]
■価格:¥2,500+税
■その他:ボーナス・トラック / 解説付
■収録曲目:
1. Om Rama
2. Om Shanti
3. Rama Rama
4. Rama Guru
5. Hari Narayan
6. Journey in Satchidananda
7. Er Ra
8. Keshava Murahara
9. Krishna Japaye*
10. Rama Katha*
*ボーナス・トラック(帯裏にDLコード記載)

Announcing: Alice Coltrane "Turiyasangitananda"


Alice Coltrane Turiyasangitananda - Om Shanti


デヴィッド・バーン主宰のレーベル<Luaka Bop>が満を持して贈る本作は「World Spirituality Classics, Volume 1 : The Ecstatic Music of Alice Coltrane Turiyasangitananda」である。Turiyasangitananda(トゥリヤサンギータナンダ) とは彼女が帰依したインドのグル、サティヤ・サイ・ババの信者として70年台後半に改名した名だが、彼女は1983年に48エーカーの広さを誇るSai Annata Ashramを設立し、そこでプライベートな作品をカセット・テープに吹き込んで身内のみに発表していた。これらの作品において彼女は、6枚のジョン・コルトレーン作品、そして67年の「A Monastic Trio」から14枚に及ぶリーダー作に至る彼女のオフィシャル・リリースでは聞くことのできないヴォーカル まで披露しており、自らハープを演奏しながらの弾き語りから、24名に及ぶヴォーカル・アンサンブルに至るまで多様 なスタイルで自らのスピリチュアリズムを具現化している。晩年の4半世紀の重要な活動の結実となった一連のカセ ット・テープの最初のリリースとなったのは1982年の「Turiya Songs」で、続いて発表されたのが「Divine Songs」 (1987)、さらに「Infinite Chants」(1990)、「Glorious Chants」(1995)という合計4本が残されており、インドのモードを 駆使しながらウーリッツァーなどエレクトリック・ピアノなどを使ったアレンジは、彼女が培ってきたバップやブルー スといった西洋音楽の要素と東洋のスピリチュアリズム、そして特にインド音楽とを融合させた唯一無二のものだ。それこそがただの宗教音楽に止まらない独自の魅力を作り出しているのであり、彼女の音楽は後世のジャズ・ミュージシャンはもとより甥であるフライング・ロータスが主宰する< Brainfeeder>からリリースされているカマシ・ワシントン、そして彼も参加しているケンドリック・ラマーらジャズを飛び越えた数多のアーティストたちに伝播し、そして支持されて いる。ジャイルス・ピーターソンのラジオ・ショウ「WorldWide」においてエリカ・バドゥが自らのセットに彼女の楽曲をピックアップしたり、フォーテットがジェイミー・カラムのラジオ ・プログラムで披露したスピリチュアル・ジャズ・ミックスでルーティーンに取り入れていることでも分かる通り、その影響はジャンルを超えて現在の音楽の中に息づいていると言え るだろう。 この幻の作品群をまとめるにあたり、西洋の父と同じくサックス奏者となった息子のラヴィ・コルトレーン、オラン・コルトレーンのサポートを得た<Luaka Bop>がオリ ジナル・マスターからリマスタリングを施している。手がけるのはオーネット・コールマン、サン・ラ、そして御大ジョン・コルトレーンを手がけてきたレジェンド・エンジニアであるベ イカー・ビグスリー。さらにライナー・ノーツにはジョン・コルトレーン「Offering: Live at Temple University」のライナーで最優秀アルバム・ノーツ賞を受賞したアシュリー・カーンが 手がけ、加えて「dublab」のマーク“フロスティ”マクニールによる関係者へのインタビューが付属するという完璧な布陣で、今まで語られてこなかったアリス・コルトレーンの晩年の 貴重な記録として音はもちろんのこと、資料的な価値としても非常に意義のある作品となっている。没後10年に際しアメリカ、ヨーロッパ、そして南アフリカでも数多くのイヴェント が企画されており、リリースのタイミングとしても完璧 !「 ヴォリューム1」と題されている通り、さらなるリリースも期待され、CDには全8曲を、ヴァイナル・ヴァージョンにはさらに2曲を追加収録。ジャズ・ファンのみならず全ての音楽ファンが刮目して聴くべき音楽史の秘宝というべきコンピレーションである。




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2017-05-08 : !K7 :
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