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Video Nasties 『On All Fours』

アルバム発売中です!!

2008年、日本でも大ブレイクを果たしたケイジャン・ダンス・パーティが、2009年、最も期待しているUKロック大型新人!!

「ヴィデオ・ナスティーズを聴くと僕は泣き叫びたくなる!彼らは10年に1度しか現れない逸材だ!!」
~ダニエル・ブラムバーグ(ケイジャン・ダンス・パーティ)


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ヴィデオ・ナスティーズ『オン・オール・フォーズ』
NOW ON SALE!!!!!
■YRCG-90010■2,415円(税込)■解説/歌詞/対訳付き
01, HNB (HNB)
02, Jellybean (ジェリービーン)
03, Old Flowers (オールド・フラワーズ)
04, Dead Again (デッド・アゲイン)
05, Conversation Dies (カンバセーション・ダイズ)
06, Albatross (アルバトロス)
07, Stay Home (ステイ・ホーム)
08, Rolling (ローリング)
09, Kaiser (カイザー)
10, Teenage Celebration (ティーンエイジ・セレブレイション)
11, Colours Bleed (カラーズ・ブリード)
他、日本盤ボーナス・トラック収録

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アグレッシヴなリズムと轟音ギターがエモーショナルなメロディを叩き出す!ジーザス・アンド・メリーチェイン~ヴェルヴェット・クラッシュ~アッシュ~ストロークスのサウンドの流れを汲む新たなるギター・バンド伝説の始まり・・・

◆Video Nasties (ヴィデオ・ナスティーズ)バイオグラフィ
ヴィデオ・ナスティーズ:
ジェームス・チャーチャー (Vo/G)、ハリー・ハウエル (G)、マックス・チャーチャー (Dr)
ジョージ・クロスウェイト (Key)、J.リドゥ (B)
※メンバーの年齢:ジェームス・チャーチャーは23歳、その他のメンバーは21歳。

“ヴィデオ・ナスティーズ”という新しい用語は、80年代に仲間たちと道徳を権力化したメアリー・ホワイトハウスが考え出した言葉だ。彼女の運動の主な目的は、道徳的に不正かつ感受性の強い若者に危険と思われるエネルギーと精神を表現しようとしていた映画監督達の制作活動を検閲し、禁止することだった。ロンドン出身の感受性の強い5人組の若者ヴィデオ・ナスティーズは、メアリー・ホワイトハウスが権力を振りかざしていた頃はまだ生まれたばかりの赤ん坊だった。しかし、その当時に明確なビジョンを持っていた監督達の精神がヴィデオ・ナスティーズの新しい力に宿っているのは紛れもない事実だ。“彼らはやりたいこと禁止されても、最新のテクノロジーを駆使して映画を作った。彼らの作品にみなぎる、むきだしのエネルギーは僕らが感じることそのもの・・・この世に存在するあらゆるやり方で音楽を作っていこうっていう姿勢なんだ。”と、ギタリストのハリー・ハウエルは語る。

2005年に現在の前身といえるバンドを結成した彼らは、新メンバーの加入が続いた2006年半ばまではティーンエイジャーだった。ヴィデオ・ナスティーズは、今日我々の眼に映る姿そのものだ。北ロンドンの実家の裏庭にある物置小屋で音楽に目覚めたジェームスとマックスのチャーチャー兄弟は、学校の友人らを誘い、まだぎこちなかった自分達を根底から揺るがす敵意と情熱で一番最初の生まれ変わりを果たしたのだ。バンドのリーダーは、物静かで謎めいた自信家のジェームス・チャーチャーだ。ジェームスは、パンクの粗野で激しい攻撃性から受けたインスピレーションを元にバンドの曲を書くが、それを90年代アメリカのオルタナ系学生バンドを思わせる怠惰なムードを持ったサウンドに見事に昇華させている。バックにノイズの塊を放り込んだサウンドと、5人のメンバーが同時に激しくのたうち回った瞬間に生まれる独特の雰囲気は、ファクトリー・レコード初期に活躍していたバンドを連想させる。メンバー全員が受けた音楽的影響は様々で、ニルヴァーナ、ソニック・ユース、ピクシーズ、ジョイ・ディヴィジョン、ダイナソーJr.、ぺイヴメントなど、その根底に流れる精神とエネルギーが今も支持され続けているバンドによるものだ。spirit(精神)とenergy(エネルギー)、この2つの言葉はヴィデオ・ナスティーズにとって絶対不可欠なものなのである。

EP『アルバトロス』、そして『オン・オール・フォーズ』のデビュー・アルバムは、狂気じみた衝撃作である。酔っ払って怒りに満ちながらも、メロディアスで暖かい彼らのアルバムは、リスナーの首根っこをしっかり捕まえつつ自由を与えてくれる作品となっている。ヴィデオ・ナスティーズには、駆け出しの頃のファクトリー・レコーズのバンドや彼らが影響を受けたバンドに似た面が存在する。同時に、彼らは自分達の自由で流動的な創造的プロセスを大切にし、独自のものを作りだすことに細心の注意を払っている。音楽、アートワーク、映像、バンドの全体的なイメージ構築、そしてリリースの手段(EP『アルバトロス』は彼らの自主レーベルのデッド・アゲインからリリース)さえも。クリエイティブなアイディアは、自分達がコントロールできる状況の中でこそ実現できるものだと彼らは信じている。“僕はミュージシャンだけじゃなくて、ファッションデザイナーや芸術家からもインスピレーションをもらう。自分達の作品のアートワークやイメージ作りに関われるのは最高だし、曲を書くのと同じくらいやり甲斐を感じるね。メンバー全員が、ヴィデオ・ナスティーズの精神を伝えられるように表現することが大好きなんだ。”と語るのはベーシストのジョーだ。“活動初期に比べると、もっと自然な所から曲が出てくるようになったんだ。僕らは曲を具体的に作りこんでいくのに時間がかかるほうだけど、アルバムの曲は初期の頃よりもっと本能的な感じだね。いい意味で、僕ら全員がシーンの中で進化したんだろうな。”と、ハリーは説明する。あくまでも想像だが、マンチェスターの名プロデューサーだったマーティン・ハネットが健在だったら、ヴィデオ・ナスティーズのプロデュースを手がけようと躍起になったに違いない。しかし、このデビュー・アルバムはチャーチャー兄弟の兄ジェームスが全面的にプロデュースしたものだ。“バンドが、自分らの音楽に欲しいサウンドをプロデューサーに完全に理解してもらおうとするのって要求しすぎな気がするんだ。それに、少なくとも今は僕らが全部コントロールできる状態の方がいい。”と、控えめに語るのはハリー。“僕らがやりたいことに必要な知識と理解があるのはジェームスだけだった。彼がコントロールできる立場にいることが重要だったんだ。”

バンドの音楽性の大部分を背後で操っているのはジェームス・チャーチャーだ。ところが、実際の彼は陰気で口数の少ない内向的なミュージシャンで、ステージやスタジオから離れた瞬間に1人になることを好むタイプなのである。音楽業界の新しいミステリーの1つと言ってもいいくらいだ。

スタジオでの複雑な時間を終えたバンドは、ライブ会場での活動を精力的に行なっている。ステージ上の彼らは、生命力に満ちた猛獣のような演奏で、破壊的なサウンドと衝動的なエフェクトを武器に攻撃してくる。セットの最後は、汗と疲労にまみれたバンドと観客の吐く狂乱のため息で幕を閉じる・・・音に酔った最高の気分のままで。

メアリー・ホワイトハウスは彼らの音楽に反対したに違いない。だが、我々にとってヴィデオ・ナスティーズはすでに必要なものとなりつつあるのだ。デビュー・アルバム「オン・オール・フォーズ」は新設されたデッド・アゲイン・レコーズより4月13日にUKリリース予定。(日本盤は4月22日発売)



※「ジェリービーン」ヴィデオ

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2009-07-25 : Video Nasties :
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